「………………」


デカルトのその言葉にキルトは、

眉を潜めた。




「いかがなさいました?」



「………デカルト、お前」


キルトは、にこやかに微笑んでいるデカルトをギロリと睨み付けた。




………あーぁ、


ソフィ様にベタぼれだな。




「何故それを早く言わなかった!」



………それは、

あのメイドが付いていれば

大丈夫だと思ったし



なにより、


「それより、早く迎えに行きましょう」




貴方の慌てふためく顔が

見たかったんですよ。



デカルトは、朗らかな微笑みを浮かべた。