胸を押さえながら呼吸がし難いのに言葉を発しようとする。


止めようとするが星は止めなかった。


「私…怖くないよ…」

「嫌だッ!!死ぬなよ、星」


その言葉がまるで、最後の様に感じ彗は叫んだ。


死 ぬ な


喋るのを止めずに星は言い続ける。


「彗と離れ離れになっても…だって…心はずっと一緒だもん」

「星が死んじゃったら僕は如何すれば良いのさ!何も…何も出来ないよ…」


涙がこぼれる。


大粒の涙が。


ずっと一緒という約束をした。


星の目からも涙がこぼれる。