胸を押さえて前屈みになる星。


呼吸困難な状態。


すぐにナースコールをしようと彗はボタンに駆け寄る。


だが、彗の服を星が掴んだ。


「い、い…」

「何でさ!苦しそうなのに!!」


星の発言を無視してボタンを押した。


『如何かなさいましたか?』

「星が大変何です!すぐ来て下さい」

『判りました!すぐに向います』


服の裾をグイッ引っ張る。


すると、彗は星を見つめた。