「亜希?あーきー」


どんどん進んでいく亜希を追いかける。


「ウルサイッ!連呼しないで!」


俺、亜希を怒らせる天才かも…


「ごめんって…
嬉しくてつい…」


そんな事言う俺も意外。


「…勝ったらね」


ああやっぱ


俺、超幸せ者だ。



俺は亜希の手を握った。


「!!!」


びっくりした表情を見せたけど

亜希も俺の手をきゅっと握り返してくれた。