「ちょ…なっ何…!?
片岡ぁっ!!」


「来いよ」



「…解ったっ!行くからっ、離してっ…!」


亜希の顔はどんどん赤くなっていく。


「顔、赤いぞ」


「!!!
バカッ…!もぉ離して!!」


「嫌だ」


「はぁ…!?」


少し涙ぐんだ目で、真っ赤な顔で俺を見上げる。


はぁ……


こんな顔、他のヤツに見せてたら…なんて思うと


いや、見せねぇし。