私の名前を真っ先に呼んだのは空ちゃんだった。 「みんな・・・」 「どうしたのっ?」 「和哉くんに何か言われたのっ?」 「何て言われたの?」 「言ってみ?」 「みん・・・なぁ・・・」 私はみんなが心配してくれ、その嬉しさと和哉との事で涙が溢れてきた。 「ふぇっ・・・あのっね・・・」 全部話した。 その間、みんなは「うんうん」って黙って話を聞いてくれた。