私は屋上に走った。






「ハァ・・・ハァ・・・」



私は肩を上下させ、息を整えた。








「何なのっ!?ほんっと・・・俺様っ・・・」





ヴーヴーヴー



セーターのポケットの中から携帯を取り出し、メールを確認した。






「あ、楓架ちゃん・・・」






【佐奈っ?どうしたの?急に教室飛び出して・・・。今屋上でしょ?今から空と芭月と美由紀で行くねッ!!】





「楓架・・・ちゃん」




バンッ





「佐奈っ!!」