「おいっ!ちえ!」 翔は急なあたしの行動に焦った のかすぐにあたしを離した。 「…ごめんなさい…」 あー…何やってんだろ。 翔にも迷惑かけて… 試合が怖いよ。 「ちえらしくやればいいよ。 そんな周りなんか気にすんな。 俺はちゃんとちえを見てるから さ。な?」