翔はあたしの家までいつも送っ てくれた。 って言ってもあたしと翔の家は 数百メートルしか離れてないけど… 家の前に着いた。 「今日も送ってくれてありがと」 ちゃんと翔には毎日のように お礼は言うようにしている。 大好きな翔だからこそ嫌われ たくない自分がいたんだと思う まだ恋に臆病な13歳の春。