「白さんはぜ~ったい悪くありませんからね!」

「あはは、有り難う。」

「松永さんも私達の敵です!」

「はぁ~、もぅ…これ以上敵を作るのは駄目だよあやめちゃん。」

「だってぇ…」




白さんを悪く言う人は
許せませんもん!
















「…私は大丈夫だから……私の分まで勉強も生徒会も頼むね!」

「…はい、お任せ下さい!」






白さんは微笑み(←企みの顔)
布団に潜り込んだ。













あ………
もう8時でしたね……









「それでは白さん、失礼しました……また来ますね…」

「…うん。有り難う。」












私は静かに病室を出た。

























…………………………



















…………………






















手続きを済ませ私は病院を出た。














視界に見えたのは
柱に寄り掛かる人の姿…



そこにいたのは他でもない……

松永さんの姿だった。

















……………………








「無視するのは酷くない?」

「…酷いのは貴方です。」

「馬鹿みたい。あんな性悪女の味方するなんて…」

「貴方は好かれたいのですか?それとも嫌われたいの?」

「…分かんない。」

「気持ちがはっきりしていないのなら白さんには近付かないで下さい!」

「白なんか信頼できんの?」

「絶対の信頼です!どーせ松永さんには分かりっこないでしょうけど…」

「…分かるよ…」

「……?」

「私も佐渡先輩達に絶対の信頼を寄せてる!」

「白さん以上に………。
そーなんですね。」

「勿論よ……」