──────ガラッ
「何?また何か用?」
「白にお客さん♪」
奏にペコリと頭を下げ
入って来たのは…
「栞……」
「白、目が覚めたみたいだね…。……大丈夫?」
「お陰様で…」
「……ごめん」
「何誤ってんの?アンタには関係無いじゃん…。」
「え……」
「元は私が悪いんだし、栞もそぅ思ってんなら関係無い。」
「どーゆう…」
「困らせたのは私だから……
栞の負担になりなくないの。」
「白……」
「私、変われる様に努力してみるからさ…。」
栞はそれっきり
何も言わなかった。
「白……」
「あいよ。」
「話しておきたい事があるの…」
「知ってる」
「佐渡先輩達の事で…」
「わかってる」
こんな短い反応って
一番困るよね……(笑)
何か楽しい♪←
「佐渡先輩ってそんな悪い人じゃないんだよ?家庭に事情とかあって人当たりが悪くなっちゃうけど…」
「……」
「佐渡先輩って凄く勉強が出来るんだよ…!何回か教えてもらったんだ…」
「ふ~ん」
「みんな私を気遣ってくれて、良い人達ばかりで毎日楽しかった…」
「へぇ~」
「小菅先輩は、小動物が好きで何回か小動物園に行ったんだ!」
「あっそ~」
「一ノ瀬はお洒落好きでメイク教えてもらったし…」
「で?話しはそれ?」
「え………っと…」
栞………
私、栞が考えてる事
分かんないよ。