─────コンコン






「ふぁ~い!」




白、もしや寝てた?
悪い事しちゃったかも…

















「……白」

「あ、織姫!どしたの?
さっき帰ったばかりだよね?」

「ちょっと今話す気になって…
てゆーか話したくなって…」

「……何を?悩み事?
アドバイスとか私苦手だけど…」

「好きな…人が居て…さ……」

「へぇー……って……
えぇー!!マジか!!」

「マジだよ…」

「……で?」






……おい白……
無関心には程が有るだろ。

まぁこの方が
話しやすいんだけどさ。














「山本先輩っつって…」

「あぁー!あの図書委員のか!」

「知ってんの!」

「うん、まあ会長だし?」

「じゃあ話しが早い!
合コン行こう!絶対行こう!」

「……何故?」

「檜咲に言ってみたんだけど、檜咲はちょっとなーと思って白!」

「なんで?」

「見た目軽そうだから!
しかも可愛いし美人だし!」

「え、そーかなぁ?〃」

「うん!絶対モテる!」

「分かったじゃあ行く!
日にち決めといてね~」

「了解したっ!」

「で山本も誘うの?」

「え、っと……」

「じゃあ私が声かけとく?強制的に連れ込むから!」

「え!お願いできる?
マジ有り難うー!」

「ちょろいちょろい!」

「頼むよー!」


























───────────
──────
















合コン当日まで三週間…