─────すか
──スカ
────────すか
あ、当たんない…
「あっはははー奏の妹なんか関係ねーなぁ!!」
「やっぱ女は女だなぁ!!男の奏には流石にかなわねーケド!!」
「弱っちいなーオイ!!」
「チッ…」
「おい!!このくそ女舌打ちしやがったぞ!?」
「調子に乗りやがって……おい、寺沢!!優さん呼んで来い!!」
寺沢とは今話していた男の1人。
リーゼントヘアー。
「……調子に乗ってんのは………アンタ等よ!!」
私は後ろを向いている男2人にドロップキックを食らわせた。
男2人(寺沢含め)は頭を蹴られ地面に伏せる。
「…………クッ…」
「ありゃりゃー頭から血が出てますよー!!」
良かったぁ~
まぐれにあたって…
「くそ……女が……」
「痛そうですね!?大丈夫ですか??手当てしましょうか??」
もちろん
ふざけている私…
緑は隣でアホっ面している。
「テメー……ぇ………………」
男2人が突然声を失った。
何だ!?
私の頭に衝撃の痛みが…………
意識が遠くなる…
な……に………?
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私はそのまま
気を失った…
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