生徒会の新しい(指定)制服が決まった。

緑と黒のラインのフリルが付いたチェックのスカート…

私的にはもう少し明るい色でラブリーな制服が良いなって思ってたんだけど。

フリルがあるから許します!

と言っても時雨くんが悩んで選んだ制服だったら何だって許すんだけど…





「あーれぇ!?茶江島と白はどこ行った!?」

ふと織姫さんが声をあげた。


あ…本当だ。
緑さんと白さんが居ない。

今会議中なのに……






「あの、私探して来ましょうか!?心配なので…」

「ううん。大丈夫よ、あの2人なら。」

「え………はぃ…」

「上手くやってるでしょ♪あの2人な・ら♪」

「?」


織姫さんはウインクをして私に言った。

〝あの2人なら〟って何かあるのかなぁ…

緑さんと白さん。
う~ん……気になる。













「さて、皆さんも帰りましょうかぁ!暗く成ってきましたし揺岐さんは緑くんが何とかするでしょう」

「そーだね帰ろ帰ろ♪」


織姫さんは私の背中を押しながら生徒会室を出た。












――――――
――…




「では、明日からこのコスチュームに身を包んで登校して下さいね!」

「りょうかーい♪」

「はい」


早急から織姫さんはいつも以上に上機嫌…

緑くんと白さんもだけど皆さん何か有ったのでしょうか。


















「あやめちゃん、帰ろうか。今日は僕が送ってってあげるよ!」

「え、あの………時雨くんが!?」

「…うん。でも、嫌なら嫌って言ってね…?」

「ぜ、ぜぜ是非お願いします!帰りましょう!」

「ふふ…………うん」

「時雨様……」
←遂にボロが出てしまった