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――…

「いやぁ~。言いきった言いきったぁ。栞チャンも中々やるねぇ」

「いや~。アハハ。」


マックに入って二時間後。
私は、先輩達のペースに呑み込まれてしまい……
白に対して、心に溜まり溜まった苛つきを先輩達にぶつけた。

きっと私と優サン、花梨サン、真美サンは似た者同士だったのかもしれない。

一つ歳上だけれども、心が通い合った。

そう私には感じた。
初めての感覚だった。
本当の仲間って感じがした。

そして何より………
一緒にいて心地よかった。
白と居る時よりもずっと。
無理しないで良いし、我が儘に付き合う事も無い。

今までしてきた事は私にとって苦痛だった。

白と同じ人を好きになった時……
勿論白の気持ちを最優先した。

委員会決めの時………
嫌な委員会を白の分までやってあげた。

やっぱり、苦痛だった。
私はそんなに凄い人間じゃなかったってコト。


あぁ……
なんだか自分をコントロールしてるのが違う人みたい。

黒の自分が出てきた。


……………………


「…栞チャン?…聞いてたぁ?」

「ひえっ?は、ハイ!御免なさい、聞いてませんでした。」

「そろそろ学校戻ろうか。」

「…はい。」

私はもう白と仲良くしない。

私にはもう先輩達が居る。
仲間が居るんだから。


















学校へ着いた。

白…………………