気が付いたら体育館を
飛び出していた。
片手には原稿もう片手には―…
「緑、手ぇ痛い!!放せよボケ!!」
手を痛がり、俺に暴言を発している白……
えぇー!?
何で俺、白の手ぇ握っちゃってんの!?
俺何やっちゃってんの!?
「ね~緑~…」
「なに?」
「腹へったぁ~ファミレス行きたいー!!てか行くー!!」
ダランと身体の力を抜いた白。
ほんと、細いよなぁ~
女ってのは。
←白含めて
「わかったって…」
「いっっっよーし!!!じゃ、役員達呼んでこよう!!」
「はぁ?」
何でそーなる?
俺は二人きりかなと淡い期待を込めて言ったとゆうのに…
「まっ……二人きりで良いかぁ♪呼んで来るの面倒くさいし!!」
「……!!」
わおっ!!
二人きりって大胆ー♪
「じゃぁ行くぞー!!」
白は無邪気な笑顔をみせながら俺の腕をひいた。
「わかったから、急ぐな……教室から財布取ってこないと…」
「あ………財布…」
俺の言葉に手を止めた白。
そうか……白も財布忘れたのか。
絶対割り勘だよな?な?
「緑、財布忘れてきた……
家に…(♪」
俺が払えと!!!!!
なんて生意気な小僧だ
←オンナだょ