「ぃてっ」

ミルクティーは、あやめちゃんの頭に当たった後、無惨に床へ転げ落ちた。


「あぁ~!ペットボトルが凹んでる!白さんゴメンなさい。」

「あはは。大丈夫大丈夫♪」

「わ、私。石頭だから……」

「へーきへーき♪」


私はミルクティーを床から拾い上げ、ペットボトルのキャップを捻った。

「はい、あやめちゃん。」

ミルクティーを差し出す。

「え、ええ!良いんですか!私、飲んでも!」

「良いよ良いよ~♪」

「あ、じゃあ頂きます。」








「白、金。」

「あぁ?金?金が何?」

「あ゙?買ってきてやったんだから金!」

「……金がなんぼのもんじゃーい!!!」

「は?付け上がんなよ!ぜってー払って貰うかんな!俺だって所持金0に近いんだから…」

「男のくせに…せっかちぃ!緑のイケズー!」

「はぁ?何だとコラ!もう一辺言ってみろ!」

「緑、そんな事も知らなかったの~?バカじゃないの~?レディーファースト」

「うっせーよ黙れ!小さく丸めてミルクティーの中にブチ込むぞテメー!」

「緑は牛乳でも飲んでろ~。カルシウム足りないんじゃない?」

「ツッコム所違うだろっ!」

「バーカ!遣れるもんならやってみなぁ♪」

「話し噛み合ってねーから!真面目に話せょコラ(怒)」

「うるさいよーだ!緑は緑茶の中で溺れてれば良いじゃーん♪」

「はぁん?お前こそ真っ白な雪ん中に埋もれてろっ!」

「言ったな!緑茶!」

「なんだよ!雪んこ!」

「バカ緑茶!」

「ドンカン雪!」

「ど……鈍感?」

「…………今のは取り消し!」

「な、なによ!気になる!」

「うっせ。」

「教えなさいよ!」

「嫌だよ、てか何でテメーなんかに命令されなきゃなんねんだよ!」

「緑のイケず~!ケチィ!」

「あ゙?何言っても無理なもんは無理!!」