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――…


朝になった。


頭が痛い………

それに、嫌な夢もみた様な気がする。


私は今日、何か嫌な事がありそうな予感がしてならなかった。


「じゃ、お母さん。いってきまぁす!」

それでも私はいつもの様に明るくお母さんと挨拶を交わし、家を出た。





今日も変わらず暑い。

朝にも関わらず太陽は私の上を容赦無く照らし続ける。


「もぅ、何でこんなに暑いのよ~太陽のバーカ!」


あ、何かさっきより日射しが強くなった気がする。

くっそー。
今日、日焼け止め塗って来てないのにぃ~。

これじゃあ真っ黒焦げの黒人さんになっちまぅ…


私は太陽と時折にらみ合いをしながらトボトボ学校へ向かった。




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――…



──ガヤガヤガヤ──


今日は一段と学校が騒がしい。
その訳は……


「──白!!!」

「あぁ、緑。おはぁ」

緑は私の名前を呼び、私は緑に挨拶をしたトコロ…

「何が、おはようだ!お前まだみてないのか?あの掲示板。」

「はぁ?掲示板?……」


私はそう言いながら玄関前の掲示板に目をやった。

そこには……


「え、…私の…写真?…どーゆう事?」

「裏には〝セフレ募集中〟って書いてあって…」

「坂本さんが言ってた事だ……緑、坂本さん達が犯人?」

「…分からねぇ。」

「ど、どぅしよう……ねぇ、緑。どーすれば良い?…ねぇ!」

「そんな取り乱すな!今騒いでもどーにも成らないだろが!」

「じ、じゃぁ、どーすれば……」

「先ずは静かな所に行こう。……落ち着け。」

「……で、でも……」

「……保健室行くか。」


緑が言う落ち着いた声に少し安心感を抱きながら私は保健室に向かった。

緑の表情はずっと険しいまま。


お願い………緑…。
そんな顔しないでょ。

私まで不安に成る。