カランカラン――♪
ここはちょっと変わったマクドナルド。
入口は自動じゃなくて押して入ります。
鈴が成ってお客をしらせます。
よく栞と来てたからわかるのです(・ω・)
なんて考えると虚しくなるので止めときます。
(花梨)
「栞は何食べるぅ?」
「……………へっ?」
(真美)
「やだぁ~。何ボーっとしてんのん?♪」
「あ、ゴメン。私はポテトのSサイズ!」
(優)
「了解~。……定員!」
………うっわぁ!
〝定員〟だってよ!?
さん付けしろよ。
先輩何様なんだよコラ。
柄悪すぎだろが!!
栞とは釣り合わないだろが!!
栞は可愛い美人な真面目ちゃんだぞコラ!!
って何コラコラ言ってるんだよ私!?
「……お、お客様?ご注文はいかが致しますか。」
「はぁ?」
……っててて定員さん!
〝はぁ〟ってご無礼をいたしました!
「…ご、ごごご注文……は…いかが……」
うわっうわっ泣きそうになってる!?
新人さんかなこの人。
「ぁあ!御免なさい!!はぁって言わなくても良かったですよね。」
「……ご、ご注文……はっ…」
「え、えーっと…ジュースで!オレンジジュースで!」
「…畏まりましたぁっ♪」
なんなのでしょうか……
私はふぅっと溜息を漏らして正面を向く…と……
し、栞がこっち見てるぅ~!!
ヤバイヤバイヤバくなぁ~い?
(優)
「ん?栞チャンどした?」
「えっ?いえ、ちょっとトイレに行きたくて…」
(優)
「なら行っといで。」
「あ、はい。」
…………………
な、ななななんか話してる、なんか話してる!?
ちくられたのかっ!?
私は鞄に顔を伏せて固まっていると…
ガシッ
(ひぃっっΣ( ̄□ ̄)!!)
か、かかか肩掴まれた!
「白。ちょっと来て。」
うっわ、怒ってる雰囲気っ。