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私は正式に生徒会長に成った。
しっかり認定証も担任に渡したし、校長にも報告した。
で、今は放課後。
そろそろ緑が私のクラスにやって来る頃合い。
「「「「「キャー緑く~ん!」」」」」
わぉ!!
来た来た、分かりやすいお供を連れて。
(不健全女子の皆様です。)
黄色い声も良いかんじに鳴ってるねぇ。
グッドタイミングだよ~。
私は緑に見付からない様に反対の入口から脱走。
こりゃ凄い!!
緑狙いの女子の行列。
ありの行列並に気持ち悪い。
私はその列から逃れ誰もいない廊下へ出た。
「よし!じゃ、調査に出るとしますか!」
調査って言っても、栞を監視するだけ。
栞に言ったら絶対ウザがられるからコッソリね。
──っとぉ!栞ハッッケン!!
コッソリついてゆきます。
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――…
出たのは裏庭。
そこには3人の先輩達。
(優)
「栞!やっと来たな。」
(真美)
「遅かったね~ん♪」
(花梨)
「待ちくたびれたぁ。それにお腹すいたぁ~」
「ごめんなさぁい!ホームルーム長引いちゃってぇ~」
って栞!
ホームルームなんか、今日無かっただろっ!
(優)
「マックでも行くか。」
(花梨)
「さ~んせぇ~!」
(真美)
「栞も早くっっ♪」
……ぎょへっっ!?
こっち向かって来た!!
ヤバイヤバイ。
私はそそくさと隅に隠れた。
マック行くんだぁ~。
そーいえば私もお腹空いたなぁ。
ついて行こっとぉ♪
と、私はちゃっかり着いて行っちゃいましたとさ。
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