「馬鹿、そんな親身になんないでよ。」

「は?これの何処が親身じゃねんだよ!一大事だろうが!」

「バァーカァー」

私は少し、何故か、顔を微笑ましながら外に向かって叫んだ。

「あ、てめ、お…い!やめろー」

なんでかな。
この1分1秒が過ぎないで欲しいって思う。

初めての感覚。
…心地いい…………


きっと栞もそうなのかもしれない。
今仲良くしてる人と居る方が心地いいんだ。

決めないと……

栞の中ではもう決まってる。
私よりその友達を選ぶ。

だから私は栞より生徒会の皆、緑を選ぶ。


こうしないと。

栞に迷惑かけないように。
負担にならないように……

頑張らないと。
1人でたっていかないと。

私は生徒会長に成ったんだから。





「…覚悟、決まったか?」

「……え?」

「覚悟だよ。生徒会長に成るっつー覚悟。」

「…なんで解るのよ。」

「そんな顔してた。」

「なぁんだ、バレバレかぁ。つまんないの。」

「で?」


私はフッと鼻笑いをして言う。

「当たり前、決まってる。てゆーか決まった!」

「じゃあ、決まりだな!お前は今日から…」

「生徒会長でしょ?♪」





【絶対☆私生徒会長!】⇒
お楽しみ下さいm(__)m