『そう。アナタの、パパよ!』

『パパ。僕ダ……イ』

『っ!!!!』

ダッーーーっ

『ダイーーーっ!!』

辰也が、ダイを抱いて逃げた。

『ウソ…。イヤァーーー』

『ダァイ。どこ?マァマァ?』

『ダイっダイっダイッ!!』

『マァマァ!!』

『はっ!!あゆぅ~』

『マァマァ。しゅき!!』

『あゆぅ。』

『そして、お母さんはある時ダイに、似た子を見たの。そして、名前を聞くと…。』

『ダイだったんだ。』

『そう。そして、私がダイに教えたの。今までのことを…。』

ダイは、父親と暮らしている。ダイと、双子…。

『陵樹は、誰?』

『今の、夫の連れ子よ。』

『ずっと隠してすごそうとしたの?』

『そう。亜夢は、ダイが好き?』

『あたしの好きな人は、ダイ…。異性としての気持ちだよ。』

『ダイに、恋しちゃだめよ。』

『ダイは、外国に行くって。』

『そのついでに、忘れなさい。』

『忘れられるようにする。』

『それでいいの。』

私は、新しい恋道をさがしだした。

‐第1章完結‐