突然あたしの名前を呼ばれ、振り向いた。



「やっぱりそうだよ。華城苺李だ。」



…誰?



知らない男が二人、あたしの名前を口にした。


「写真で見たより可愛いー」


は?

なに?


「それ、どうゆうこと?」


眉間にシワをよせ、コウタロウが男二人にそう言った。


「あ?何おまえ…って、乃神幸太郎じゃん。」


「なになに?デート?明日週刊誌に載っちゃうんじゃね?」


意味不明なことを言い出す男。


「…だからさ、写真とか週刊誌とかなんなの?説明してくんねぇかな」



「コ、コウタロウ?」


いつもと全く違う雰囲気のコウタロウ。


なんかキレてない?


「わ、わかった。説明するよ。」


コウタロウに睨まれ気が弱くなる男二人。


弱ッ