麗李の耳元で甘く囁いてやると、 麗李がさっき以上に 顔を真っ赤にさせた。 それ以上そんな顔されたらホントに抑えきかなくなりそうだから麗李の手を掴んで魚がいるほうにもどる。 「もうはぐれんなよ?」 「うん。大丈夫、月が手繋いでくれてるから。」 「………。」 急にそんなコト言ったので びっくりした。 (絶対今顔赤い。) 今の自分の顔を麗李に見られたくなかったので、スタスタと歩いた。