「…それは…そういうことでしょうか…。」





「いや~。そのまんまだよー。来月からは二人でアメリカの高校に通ってもらいつつ、愁斗には社長としての仕事を。美姫さんには秘書のような仕事を覚えていってもらいたいからなんだよ~。」






「…は、はぁ……。」








「だから今から学校を中退して、荷造りを始めないとな~と思ってな~。」









…軽快に話すお父様に少しイライラ感を覚えるあたし…。





ってか、愁斗はなんも思わないわけ…?










「ま、今日はゆっくり学校を過ごしてくれ。」




「わかりました…。では、失礼します。」