「そんな会話から、一週間ぐらい経って鞠が倒れた………俺は秘書に、なぜもっと鞠を見ていなかった!と、怒鳴った…すると秘書は『この間社長に警告はしましたよ…』とそう言ったんだ……それで俺は「なぜあの時もっと詳しく話さなかったんだ!?」そう言った。
すると秘書は『……奥様に社長には言うなといわれていまして……』と悲しそうな顔をしていった…
俺はその話しを詳しく秘書に聞いた。それで話の内容はこうだった…
ホテルに書類を取りに行って俺たちの部屋のチャイムをならしたが鞠が出てくる気配はなかった。だから秘書に渡してあるスペアのカードキーで部屋を開け入っていった。部屋に入るとリビングのほうからテレビの音が聞こえ不審に思った…鞠が出かけているはずならテレビなんてついているはずがない―と………
そこで急いでリビングに行き恐る恐るドアを開けた。ドアを開けた先には……鞠が青白い顔をして蹲っていた………。」