そのメールを読んだ瞬間、あたしは部屋を飛び出した。 「お母さん!晩ごはん食べよーっ!」 しかし、まだお母さんは出かけている。 冷蔵庫を開けて、適当に材料を取り出し、2人分の晩ごはんを作った。 翔くんの力ってすごい。 早く翔くんに会いたいという思いだけで、あたしはこんなにもテキパキと行動できてしまうのだ。