昇降口を出てすぐグラウンドが見える。
端をみると野球部が大声だしてがんばっていた。


「やっぱかっこいいわ!」

晴香が野球部を見てテンション上がった。

「晴香って野球部好きなの?」

晴香は目を輝かせて

「うん!だってあのユニフォームとか最高じゃん。」

ふーん。たしかに。
でも私はサッカー部の方が好き。ってこの学校にはサッカー部はないけどね。

「あたしはサッカー部派だし。坊主きらーい。って言いすぎた?」

晴香は笑いながら
「そっか。」
って言ってくれた。

「あ、あの顧問カッコよくなーい?」
晴香の指さす方をみた。



なんてゆうか
すごいオーラ。

すごい細くて
髪がちょっとボサボサ。

顔が綺麗で
惚れちゃう感じ。

あたしのタイプだった。

「あたし好きかも。」

勝手に口から言葉が出てきた。

「ほんとー?梓が野球部の顧問好きになるなんて!」

晴香もびっくりしていた。
全然かっこいい!
担任よりすごい。

あたしは先生に恋をした。