「おはよー」

晴香はもう教室にいた。

「梓ってバス通なの?あたしもなんだよね。明日から一緒だよ。」

うれしかった。
毎日晴香と一緒に通学だなんて!

「うん!よろしく。」

それからクラスの子達とアドレス交換した。

そして一時間目は
数学の時間だった。 

「皆さーん。数学担当の
優でーす。何歳に見えますかー?はいそこの君!」

うわっこの先生きもっ。
あの男子かわいそー。
つか絶対30歳後半だろ。

「えーと、30歳!」

やるなこの男子。
でも若いだろ!

「なんだよーみんなひどいなぁ。俺まだ28だけど?」


えー。28っすか?

ありえなっ。
後ろの晴香にありえないよねーとか話してた。

まじありえないよ?

「ま、一年間よろしく!」

って授業始まったけど何回も女子にペンかりたりまじきもい。

ほんと一番嫌い。
担任なんて27歳でかっこいいのに。

って訳で数学が嫌いになったわけ。

そして授業が終わった。

「終わったー!」
まじテンション上がる。
晴香も嫌いみたい。

「ねぇ、さっきの優先生カッコよくなーい?」

「だよねー。あたしタイプかもー。」

え?クラスの女子がすごく騒いでる。
ありえなっ。

「おい、ホームルームだぞ」
あっ、担任の加藤亮先生だ。

やっぱかっこいい。

まじ一目惚れかも。