「まぁ、そんなかんじでこの辺ふらついてるらしいから探してほしいわけ」


「そんなの日余吏とかそこの機械馬鹿が専門でしょ?私は関係ないじゃない」


初川に文句を言う里世


「里世言葉遣い」


水面が静かに怒る


「そーだ、俺は機械馬鹿じゃないぞ」


後ろの棚に置いてあるラジコンヘリを体を倒した状態で見ながら言う涼


「訂正、日余吏と機械オタクがやればいいでしょ」

「よーしOK」

「どこがOKなんですか先輩」


ラジコンヘリを両手に取り適当に返事をする涼にツッコム水面


「おい宇月、お前オタク馬鹿にしてんのか?オタクはすげぇぞ、一つのことにお金も時間も惜しまない、他人の冷たい目からも悪口からもへこたれない鉄の心を持った見た目はあれだけど戦士だぞ」


ラジコンヘリをいろいろな方向に回しながら長々とオタクについて語る涼


「最終的に見た目はあれってなんか馬鹿にしてますよ戦士のこと」


水面が呆れながらツッコム