「さて、あんた達にやって欲しいことがあんの」

「いきなりですね、先生」


優希がツッコム


「べつにいいでしょ?どうせ暇なんだろうし、さて本題よ実は今朝私空港に行ってたのよ」


「何で空港に行ったんですか?」


水面が質問する


「先生わぁ昔の教え子に会いに行ったんだよぉ」


日余吏がビスケットを取り出しながら言う


「おーさすが情報屋、もうしってるわけ」


初川がぱちぱちと手を叩く

「まっ、会いに行った理由は預かってほしい人がいるって頼まれたから、ちなみにその子この学校入るから」


「昨日重大発表って…」


「そっこのことよ」


優希の言葉に頷く初川


「で、それがどうかしたの?」


里世が退屈そうに尋ねる


「うん、その子がさ目を離した隙にいなくなっちゃった☆」


笑顔で言う初川の言葉にワンテンポ遅れる全員


「えっ…いなくなっちゃったって…」


水面が小声で言う
すると初川は眉間にシワをよせる


「だーかーらいなくなっちゃったの、そうま・い・ごっ!びっくりしたわよー先生、だって振り返ったらいなかった、そう、昔恋したあの人のごとく」

「先生最後らへん意味不明です」


水面が冷静にツッコム