「沙莉・・・。いいの。私は出て行くわ。」

お・・・母さん?

「お前何を言ってるんだ・・・?」

「だってあなたがこんなことするから・・・。」

「沙莉・・・?ごめんね?私は逃げ出すことしかできなくて・・・。」

お母さんは号泣している。

「お母さん?出て行かないで?」

私がそういっても無駄だった。

「沙莉。あなたは私みたいに逃げちゃだめよ?いじめとたたかって・・・いつか仕返し をしてやりなさい。」

ドンドンドンッッ・・・。

お母さんは出て行った・・・。

「お父さん最悪!!!」

「沙莉・・・ごめっ」

「謝らないで。どうせ私なんて信じてくれないんでしょ?」

「そりゃ・・・いじめのことは信じられないな。」

「もういい。」

私は涙をこらえて自分の部屋に戻った。