しばらくボーとしていると学校まで後二駅になり、同じ制服を着ている子がチラホラと見え始め、同じ制服の子達を眺めて見ると茶髪に近い金髪の子、真面目に校則通りの格好の子、色々な子達がいる。
眺めていると学校の最寄りの駅についたので立ち上がり電車からおり、階段をのぼり改札口を通り学校の方向を確認すると歩き出した。

「ここまで来たら、ほとんどが同じ学校の子なんだな。」

学校の門が見え始めた辺りで回りを見渡しながら呟く。

クラスが発表されている掲示板を見に行くと美鶴輝は1組だった。同じクラスの生徒の名前を見ても知っている生徒の名前は1つもない。

「ま、当たり前か。私は県外からこの学校受けたんだしね。」

小さな声で呟くと先生と思われる人の指示に従い、クラスごとにある程度の背の順に並ばされ、育館に入り校長先生、1年生に関係する先生の挨拶、色々な話があり入学式は終わった。