「――美―!――美輝!!」

遠くの方から誰かに呼ばれているような気がして美鶴輝は目を覚まし、机から顔を上げる。

祐「やっと起きた!!授業終わってもう放課後やで??」

祐の言葉に驚き美鶴輝は口を開けてポカーンとしているのをしばらく祐は黙ってみたいたが、すぐに飽きたのか美鶴輝の頬をつねりながら、美鶴輝に質問する。

祐「美輝??大丈夫??どうしたの死んだ人みたいな顔して。」

祐は質問をするとつねっていた手をはなす。

美「…今日…授業あった…の??」

美鶴輝は頬をつねられたことにはまったくふれずによっぽど驚いているのか、ゆっくりと確認するかのように祐に尋ねる。