美「何急に??何がそんなに嫌なわけ??」

いきなり叫びだした祐に驚きながらも美鶴輝が聞いた。

祐「だって担任が男なんてありえね!!若くてピチピチの女の先生を期待してたのに……」

祐の言葉を聞き、呆れたようすで祐と担任をほったらかして教室に入るが、席が分からなかったので近くに座っていた子に聞いてみると名前の順で座っているらしく、席は並んで二つしか空いておらず、祐よりは美鶴輝の方が名前の順では後なので後ろの席に座るとすぐに顔を机にふせて寝ることにした。

眠気に飲み込まれようとしていると祐と健ちゃん[担任の呼び名を決めたらしい]がまだ言い争いをしている声がちょうど子守唄がわりになり、美鶴輝は眠りについた。