「あんたは教室に居てないとあかんこの時間帯になんでこんなとこに居てるん??」

美鶴輝はその質問に素直に答えた。気持悪くてクラスへと向かう列をぬけだしここで休んでいたことを。

「まあ、大体のことはわかった。けどな、俺には今、一つ疑問なことがあるねん。なんで気持悪いはずのあんたが今、こんなに元気そうなんや??」

美鶴輝も言われてから気付いた。先程までは確に気持悪かったはずなのにいつの間にか治っていたのだ。

「いつの間にか治ってたみたい。」

「は??あんたはアホか??治ってたことに気付かんかったんか??」

男は美鶴輝の言葉を聞くと凄い勢いで話してきた。