(…オレの名はジョー…しがない私立探偵だ。

それにしても、今日もイイ天気だ。

…オレはいつものようにソファーに腰を預けながら助手の冴子が淹れてくれたコーヒーをすすっている。

…なんて平和な朝だ。
こんな日がいつまでも続けばイイのに…)


…ジョーは朝から1人で物思いに更けていた。すると、それを面倒くさそうな顔をしながら冴子がジョーに…

「…もっしも~し、未遂探偵のJさ~ん??…そんな風に朝からのんびりされても困るんですけど~…依頼のFAXもわんさか来てますしぃ~…」

…と、言ったカンジに嫌味混じりに声を掛けて来た。