私が学園に向かっていると…。



「おーい!君、一年生だよね??」



振り向くと、いかにも軽そうな奴が居た。


正直、めんどくさい……。

何でこんな奴と絡まなきゃいけないの?



「俺、二年生!
君、名前何て言うの?可愛いね!」


「あの…そういうの困るんで…。」


「いいじゃん!減るもんじゃないし!

…俺は英司。西条英司だ!」



いきなり自己紹介されても困る。

ほんとこういうのうんざりだよ。


つーか私も言わなきゃいけなくなるじゃん。


別にあんたと仲良くする気ないし??



「ね?教えてよ!」


「何でですか?」


「仲良くしたいから」


「私はしたくないです」



冷たく言って、早足で進んでいく。

それでも男は追いかけてくる。


……正直ウザい。



そして、無視して学園に入った。


いよいよ、学園生活が始まるんだ。