「和葉をどこにやった!?」

俺は狂って、久美を押さえつけた。

「さぁ?でも、今頃。

私の召使とよろしくやってるわよ?」


はぁ?!

和葉!!


「どこにやったんだ!!!」

「痛い!!」

腕が折れるほど力を込めた。

「早く言わないと、

この腕を圧し折るぞ?!」

「、、、海の近くの倉庫よ」


倉庫って!!

あそこはここから何十キロも離れている。

「くっそ!!」


俺は夢中で飛び出した。