急いで王宮に行くと、
両親が倒れていた。
「な!どうしたんだ!!」
「海、、斗、、、
妃が、、、危ない、、、」
妃?
和葉か!!
急いでさっきの場所に戻った。
そこに、和葉の姿はなかった。
王宮と会場はすごく離れていて、
急いでも、40分はかかる。
「和葉!!和葉!!」
くそッ!!
どこにもいねぇ!!
「彩斗?」
彩斗と呼ぶのは、、、
一人だけだ。
「久美、、、」
「彩斗!探したわ!」
そういって抱きついてくる久美。
「お前、和葉知らないか?!」
「いいじゃない、あんな女。
私と結婚しましょう?」
なんだ?
この余裕のある顔は。
もう二度と、
和葉と会わせない様な目つきだ。