「どうも、娘を助けて頂き、ありがとうございます。」夫婦が頭を下げて最初にこう言った。そして頭を上げたとき。   「あら、あなた、まーくんじゃない?」おばさんが言った。 「はい、覚えていてくれたんスか?」           「もちろんよ!ほらお父さん、佐々木さんトコの雅人君よ!」