「確かに…
今の美咲はちょっと荒れてるわね。心が。」

「状況を見守ろう。
悠夜も少しは考えるだろう。」

「そうね…」

「ちょい待ち!!
なんでお前らそんなに落ち着いてんの!?
何その超越者的発言!?」

「別にいつも通りだ。」

「超越者って…
翔吾、哲学でも勉強したの?」

「えー!?なんかかわされた!?
なんかいろいろ分かってないのは俺だけなの―!?」

「悠夜が一番分かっていない。
自分の想う先と、自分を想う先がな。」