* * *
何が何だか分からないまま、俺はいつものカフェへと向かった。
練習室の前にずっといれば、いつかは紀紗が出てくるだろうけど…。
あんな拒絶の言葉を吐かれた今、いつもみたいに紀紗と接することができるか分からなかった。
心のどこかで…ビビったのかもしれない。
「悠夜。どうした?」
「…紀紗が会いたくないって。」
「何だそれ?お前なんかしたの!?」
「全然見当つかねぇんだよ。
昨日とか俺、あんま話さないで帰ったし。」
「その後も別に変わったことはなかったよなぁ?雅樹。」
「俺たちがいる間はな。
美咲。」
「なっ、何よ!?」
何が何だか分からないまま、俺はいつものカフェへと向かった。
練習室の前にずっといれば、いつかは紀紗が出てくるだろうけど…。
あんな拒絶の言葉を吐かれた今、いつもみたいに紀紗と接することができるか分からなかった。
心のどこかで…ビビったのかもしれない。
「悠夜。どうした?」
「…紀紗が会いたくないって。」
「何だそれ?お前なんかしたの!?」
「全然見当つかねぇんだよ。
昨日とか俺、あんま話さないで帰ったし。」
「その後も別に変わったことはなかったよなぁ?雅樹。」
「俺たちがいる間はな。
美咲。」
「なっ、何よ!?」