「なんだか切なげで、心細いのかなぁと…
って俺、いきなり失礼なことを…。」

「…。」


彼女は俯いたまま、何も答えない。
俺が口を開くごとに気まずさが増していく…
さすがにこの空気に耐えられなくなってきた。

「なんか、いきなり来たくせに色々失礼なことばっか言ってごめんなさい。
もう、帰ります。
それじゃ。」















「ちょっ…ま…待って!!」


制服の裾をぐいっと引かれた。