「ふぅー…」

「珍しい…。
悠夜がため息?」

「なんだか疲れた…。
ま、紀紗が楽しそうだったからいいけど。」

「疲れた?
あぁ、翔吾さんの暴走を止めるのに?」

「主にソレ。」

「本当に楽しかった。
みんなとってもいい人だった。
ありがとう。
紹介してくれて。」

「いえいえ、あんなんでよかったらまたいつでも連れてくるから。」



紀紗が楽しければ俺の疲れなんてどうでもいいよな…この際。
そんなことを思って、俺たちはまた8番練習室に戻る。


部屋に戻り、ドアを閉めた。





「あの…悠夜…。」