「この曲、弾いてみてもいいですか?」
「ええ、もちろん。」
ゆっくりと、理子の曲を紀紗が弾き始めた。
初見なのに、すらすら弾く。
それも、理子の楽譜の指示に忠実に。
1曲弾き終わると、ゆっくりと鍵盤から指を下ろした。
そして楽譜をじっと見つめる。
「えーっと、ここの盛り上がりはとても弾きやすかったです。
このつながりも、良かったと思います。
ただ、ここはちょっとだけ弾きにくかったんで…
こんな感じに直してみたらどうでしょうか?」
そう言って少し直したバージョンを弾く紀紗。
…紀紗が直した方が確かに聞きやすいし、曲調的にも合っている。
「ここを直すだけで、あとは全体的にまとまった曲になると…。」
さらさらっと鉛筆が動く。
なんか、いつもと別人みたいに生き生きしてる。
「ええ、もちろん。」
ゆっくりと、理子の曲を紀紗が弾き始めた。
初見なのに、すらすら弾く。
それも、理子の楽譜の指示に忠実に。
1曲弾き終わると、ゆっくりと鍵盤から指を下ろした。
そして楽譜をじっと見つめる。
「えーっと、ここの盛り上がりはとても弾きやすかったです。
このつながりも、良かったと思います。
ただ、ここはちょっとだけ弾きにくかったんで…
こんな感じに直してみたらどうでしょうか?」
そう言って少し直したバージョンを弾く紀紗。
…紀紗が直した方が確かに聞きやすいし、曲調的にも合っている。
「ここを直すだけで、あとは全体的にまとまった曲になると…。」
さらさらっと鉛筆が動く。
なんか、いつもと別人みたいに生き生きしてる。