* * *
12月24日の夕方。
夕方と言ってももう暗くて夜みたいだけど。
俺は星音学園の8番練習室にいる。
当然最初は使用許可が下りなかったけど、なんとか頼みこんで許可を貰った。
まぁ…許可してくれたのは松下先生が助けてくれたからでもあるけど。(松下先生はまだ星音学園の教員だ。)
俺は心を落ち着けるためにピアノに触れた。
最後にこのピアノに触れたのは3年以上も前の話かぁ…。
そもそもこの部屋に入るのだって…久々すぎる。
俺が弾き始めたのはショパンの『別れの曲』。練習曲第3番ホ長調。
紀紗に初めて披露した曲だ。
あの頃はひどかったけど…今は少しはマシになったはず…。というかそう思いたい。
ショパンの曲はやっぱり俺の指に馴染むなと改めて思う。
それに弾いているだけで落ち着く。
ショパンの曲が課題曲に使われているコンクールにばかりに出た時期もあったっけ…?
「やっぱり悠夜はショパンばかり弾くのね?」
12月24日の夕方。
夕方と言ってももう暗くて夜みたいだけど。
俺は星音学園の8番練習室にいる。
当然最初は使用許可が下りなかったけど、なんとか頼みこんで許可を貰った。
まぁ…許可してくれたのは松下先生が助けてくれたからでもあるけど。(松下先生はまだ星音学園の教員だ。)
俺は心を落ち着けるためにピアノに触れた。
最後にこのピアノに触れたのは3年以上も前の話かぁ…。
そもそもこの部屋に入るのだって…久々すぎる。
俺が弾き始めたのはショパンの『別れの曲』。練習曲第3番ホ長調。
紀紗に初めて披露した曲だ。
あの頃はひどかったけど…今は少しはマシになったはず…。というかそう思いたい。
ショパンの曲はやっぱり俺の指に馴染むなと改めて思う。
それに弾いているだけで落ち着く。
ショパンの曲が課題曲に使われているコンクールにばかりに出た時期もあったっけ…?
「やっぱり悠夜はショパンばかり弾くのね?」