「寂しいよー紀紗ー!!
いつ帰ってくるんだよー!?」

「まだ未定なんです…ごめんなさい。
でも3年で上手くいけば卒業できるので…」

「3年…長いわね…」

「住むところはもう決まっているのか?」

「あ…はい。全寮制の音楽学校に入るので…」

「そうか…」

「はい。」

「向こうに行っても、しっかり頑張れよ。
帰ってきたときには、向こうの話、聞かせてくれ。」

「はい。」

「紀紗…
あなたには、本当にたくさん教えてもらって…
すごく感謝しているわ。今までありがとう。
あなたが帰ってきたときまでには、また新しい曲を作れるように頑張るわ。
場所は違うけど…お互い頑張りましょうね。」

「はい。」

「紀紗!!帰ってきたら、俺とパフェ食いに行こうぜ!!
待ってるからな!!」

「はい!!」