* * *
「今日行っちゃうなんて…
早すぎるよね…」
「思えばなんだかあのクリスマスパーティーから本当にあっという間だったわね…」
今俺たちは紀紗を見送るために空港へと向かっている。
「すっげー寂しいんだけど俺!!
俺、生まれて初めて友達が転校する!!
って…こんな寂しいことなんだ…」
「バカ翔吾はちょっと黙っててよ。
一番寂しいのは悠夜なんだから。」
「え!?あ…俺か…。」
「ちょっと悠夜ー!!
何寝ぼけたこと言ってんの!?
紀紗行っちゃうんだよ!?お分かり!?」
「ああ。大丈夫。ちゃんと頭では分かってるよ。
でもなんていうか実感なくて…」
「泣くなよ。」
「泣かねーよ。余計なお世話だよ雅樹。」
「そうか?
俺はてっきり今日は空港でわんわん泣くんじゃないかと思ってたんだが。」
「泣かないって。」
「今日行っちゃうなんて…
早すぎるよね…」
「思えばなんだかあのクリスマスパーティーから本当にあっという間だったわね…」
今俺たちは紀紗を見送るために空港へと向かっている。
「すっげー寂しいんだけど俺!!
俺、生まれて初めて友達が転校する!!
って…こんな寂しいことなんだ…」
「バカ翔吾はちょっと黙っててよ。
一番寂しいのは悠夜なんだから。」
「え!?あ…俺か…。」
「ちょっと悠夜ー!!
何寝ぼけたこと言ってんの!?
紀紗行っちゃうんだよ!?お分かり!?」
「ああ。大丈夫。ちゃんと頭では分かってるよ。
でもなんていうか実感なくて…」
「泣くなよ。」
「泣かねーよ。余計なお世話だよ雅樹。」
「そうか?
俺はてっきり今日は空港でわんわん泣くんじゃないかと思ってたんだが。」
「泣かないって。」