「ずいぶん帰りが早いんじゃない?
私、てっきり朝帰りかと思ってたんだけど。」

「れ、玲!!」

「何あんた?泣いてるの?」

「泣いてない!!」

「悠夜くんと…なにかあったの?」

「なっ、なにもない!!」

「あんた、昔っからウソつくのすっごく下手よね…
話してみなさいよ。
あんたよりはもうかれこれ…10歳くらいは年上なんだから。」

「嫌!!」

「なんでよ!?恋愛がらみだから!?」

「れっ!!恋愛がらみなんかじゃない!!」

「あのねーバレバレだから。
悠夜くんがあんたを好きってことは。」

「え…?」